東京都文京区にある大倉集古館は、大倉喜八郎が収集した美術品を所蔵する美術館である。歴史的な価値の高い工芸品や絵画、古墳の副葬品、考古学資料など、様々なジャンルの美術品が展示されている。ここでは、大倉集古館の特徴やおすすめポイントを紹介する。
特徴
大倉集古館は、大正5年に開館した美術館である。創設者である大倉喜八郎は、明治期から昭和初期にかけて、多くの美術品を収集した著名な文化人である。大倉収集品は、江戸時代から戦後に至るまでの時代をカバーする幅広さを持っており、美術品や文化遺産の宝庫として知られている。
大倉集古館の収蔵品は、陶磁器、掛け軸、屏風、刀剣、古文書、漆器など多岐にわたる。中でも注目すべきは、室町時代から江戸時代初期にかけて作られたとされる「枕草子屏風」である。この屏風は、同時期に制作されたものが残らなかったため、その姿を現代に伝える貴重な美術品である。他にも、「足利義満物語屏風」「利休点前簾」「鍍金銀子芥子文香合(かをるごう)」など、国宝や重要文化財の収蔵品も多数所蔵されている。
おすすめポイント
大倉集古館では、収蔵品を季節ごとに入れ替え展示している。そのため、何度訪れても飽きることがない。特に、春には桜や牡丹をモチーフにした絵画や陶磁器が多数展示されるため、季節感を感じながら訪れることができる。
また、大倉集古館には、ビジターセンターとなる敷地内の「八瀬庵」がある。八瀬庵は、大倉喜八郎が大正6年に建設した庭園である。茶道具や庭石を収集した庭園は、茶人たちにも愛され、多くの文化人が訪れた。現在は無料で公開されており、散策しながら日本の庭園文化を感じることができる。
大倉集古館のすぐ近くにある東京大学本郷キャンパスは、紅葉の名所としても有名である。秋には大倉集古館と合わせて訪れることをおすすめする。
大倉集古館へのアクセスは、東京メトロ丸ノ内線・南北線と都営地下鉄三田線の本郷三丁目駅から徒歩5分ほどである。また、大倉集古館周辺には、観光スポットが多数あるため、半日~1日ゆっくりと観光することができる。
大倉集古館の入館料金
一般:1000円 大学生・高校生800円 中学生以下:無料
・同会期中のリピーターは200円引き(前回ご来館のチ・ケットご持参ください)
・20名様以上の団体は100円引き
・障がい者手帳、被爆者手帳をご提示の方と同伴者1名は無料
大倉集古館の詳細情報
展示ジャンル | アート |
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開館時間 | 10:00~17:00 |
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所要時間 | |
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定休日 | 月曜日(休日の場合は翌平日)、展示替期間、年末年始 |
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電話番号 | 03-5575-5711 ※お問い合わせの際には【イーミュージアム】を見たとお伝えください |
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アクセス | 東京メトロ南北線 六本木一丁目駅 中央改札(泉ガーデン方面)より5分 |
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住所 | 〒105-0001 東京都港区虎ノ門2-10-3 |
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Googleマップ | |
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公式サイト | https://www.shukokan.org/ |
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大倉集古館詳細情報