東京都の東洋文庫ミュージアムは、独自の歴史や文化を保有するアジア各国の美術や工芸品、書籍、写真、地図などが展示されている博物館です。 歴史、文化、知識の融合とアジア文化の理解を深めるため、日本人はもちろん、アジアの多くの国々出身の訪問者によって訪れられています。この記事では、東洋文庫ミュージアムの特長とおすすめポイントについて詳しく紹介します。
【東洋文庫ミュージアムの特徴】
1. 貴重な展示物と収蔵品
東洋文庫ミュージアムは、約10万点にも及ぶ文化財を所蔵し、そのうち約4,500点の展示品が公開されています。収蔵品には、インド、中国、朝鮮、ベトナム、日本など多様なアジア文化に関する美術品、工芸品、書籍、写真、地図、資料などがあります。日本国内でしか見ることのできない、貴重な資料なども展示されています。
2. 古い資料のデジタル化
古い書籍や資料は、長時間の保存により劣化してしまうため、デジタル化が必要です。東洋文庫ミュージアムは、極めて古い書籍などをデジタル化して保存する取り組みを行っており、公開されている資料も、高品質のデジタル画像で閲覧することができます。これにより、アジアの歴史や文化に係る貴重な文献や資料を、より多くの人々に閲覧してもらうことができるようになりました。
3. 建物の歴史的な価値
東洋文庫ミュージアムは、建築史的な価値を持つ六本木の歴史ある建物『大倉慶子館』を利用しており、歴史的な雰囲気が感じられます。建物内部には、アジア美術収集家として有名な横井時敏が収集したアジア美術品や文化財、書籍、資料等の膨大なコレクションが所蔵されています。
4. 様々な展示企画
東洋文庫ミュージアムでは、様々なテーマに沿った展示企画が行われています。例えば、「春画-日本絵巻物のエロティシズム」というテーマのもと、日本の春画を展示し、エロティックなアジア文化を紹介する展示もありました。
【おすすめポイント】
1. デジタル収蔵庫
東洋文庫ミュージアムでは、収蔵されている貴重な資料をデジタル化して、高精細の画像として閲覧することができます。例えば、収蔵されている書籍や地図、写真などは、ミュージアム内にある端末で閲覧することができます。また、公式サイトでも、インターネットを通じて閲覧できるようになっています。収蔵されている資料をじっくりと見ることができるので、専門的な知識を持った人でなくてもアジア文化に親しむことができます。
2. 関連イベント
東洋文庫ミュージアムでは、週末や祝日には様々な関連イベントが開催されています。ワークショップやトークイベント、講義や展示会などが開かれ、アジア文化に関する知識を深めることができます。また、特別展が開催されることもあり、その都度公式サイトや各種媒体で情報発信されます。
3. 入場無料
東洋文庫ミュージアムの入場は無料です。先述のように、東洋文庫ミュージアムには、約4,500点の展示品が展示されています。それらの資料をじっくりと閲覧することができるのに、入場料が無料だという点は魅力的です。また、気軽にアジア文化に触れることができるので、アジア好きな方には是非とも訪れていただきたい場所です。
【まとめ】
東京都の東洋文庫ミュージアムは、アジア文化の理解を深めるための博物館で、貴重な展示物や収蔵品、歴史的な建物など特色ある点が多く見どころがたくさんあります。入場も無料なので、気軽に訪れられるのが魅力的です。展示も定期的に変わるので、何度でも訪れたい場所のひとつとなっています。
東洋文庫ミュージアムの入館料金
一般:900円 65歳以上:800円 大学生:700円 中・高校生:600円、小学生:290円
団体割引 20%(20名以上) 障がい者 350円 (付き添いは1名まで350円)
東洋文庫ミュージアムの詳細情報