高崎市観音塚考古資料館は、群馬県高崎市にある歴史・考古学の博物館であり、古代から中世にかけての高崎市周辺の文化や歴史を紹介しています。日本の文化や歴史に関心がある人や、古代・中世史について興味を持っている人には特におすすめの場所です。
この考古資料館の特徴は、その収蔵品です。館内には土器や石器、鉄器などの器物や遺物が多数展示されています。これらの展示品は、高崎市周辺で出土したものであり、古代・中世の生活や文化を理解する上で非常に貴重なものとなっています。また、館内には模型展示もあり、興味深い解説が付いているので、視覚的にも理解しやすくなっています。
それでは、具体的にどのような展示物があるのでしょうか。まず、常設展示では、8世紀ごろの前方後円墳から出土した剣や鏃、弓矢などの武器が展示されています。また、縄文時代の土器や石器、弥生時代の土器や鉄器、古墳時代の鏡や装身具なども展示されており、各時代の一般人が持っていた道具や装飾品を見ることができます。さらに、推古天皇陵から出土したマタギヘソ板という板状の装飾品も展示されています。このマタギヘソ板は、7世紀のものとされ、その時代の民族風俗を知る上でとても大切な品物となっています。
また、季節ごとに特別展示も開催されています。例えば、秋には「稲作と信仰の世界〜高崎地方の遺跡から〜」というテーマで、稲作の歴史や信仰についての展示が開催されました。このような特別展示は、常に新しい発見がある歴史・考古学の分野から、館内だけでなく外部からの興味を引き付けるものとなっています。
また、中には、模型を使った解説や、昔の道具を再現した進化展示、古墳を大まかに再現した「埴輪のまち」など、見どころがたくさんあります。そして、出土品を展示しているだけでなく、道具の使い方や生活などについて詳しく説明しながら展示しているため、理解しやすい博物館といえます。
最後に、お土産にもぴったりな館内売店があります。土産物として、群馬県の特産品「かるた旅館オリジナル獺祭」や「おばあちゃんの手仕事と自然との調和の中で育った野菜をふんだんに使用したおやき詰合せ」、「高崎城のお櫃菓子」など、多彩な品物が用意されています。
以上のように、高崎市観音塚考古資料館には、古代から中世にかけての歴史や文化に触れることができる貴重な展示品が多数あります。また、解説がわかりやすく、季節によっては特別展示も開催されるため、常に新しい発見がある場所となっています。そのため、歴史好きだけでなく、子供から大人まで楽しめる博物館といえます。
高崎市観音塚考古資料館の入館料金
大人100円(80円)、高校・大学生80円(50円)
※()は20名以上の団体料金
中学生以下、65歳以上の方は無料。
高崎市観音塚考古資料館の詳細情報