東京都の中央区にある秋山庄太郎写真芸術館は、日本近代写真史に大きな影響を与えた写真家、秋山庄太郎の作品を紹介することを中心とした美術館です。 秋山庄太郎は、1901年に生まれ、カラー写真の先駆者として知られています。彼は、戦前から戦後にかけて、広告写真の制作や芸術写真の撮影に取り組み、写真家やデザイナーとして活躍しました。 そんな秋山庄太郎の業績を後世に伝えるため、館長の秋山一彦氏により設立されたのが、秋山庄太郎写真芸術館です。 美術館は、秋山庄太郎の作品を展示するのはもちろんのこと、彼自身の生涯や、戦争や芸術の状況など、当時の社会背景を伝える展示も行われています。そのため、秋山庄太郎を知らない人でも、昭和時代の日本の歴史や文化を理解する上で、楽しく学べる美術館としても注目されています。 さらに、秋山庄太郎写真芸術館では、普段見ることのできないレアな作品を公開していることが特徴の一つです。例えば、秋山庄太郎が満州で撮影したカラー写真は、当時としては驚くべきクオリティを持ち、国内外の展示会に出品され、 外国人画商に購入されてしまうこともあったそうです。そのカラー写真の一部を展示しており、彼の作品だけでなく、当時のカメラ技術の進歩や、写真が文化財や芸術作品として認められるようになった経緯などを学ぶこともできます。 また、美術館内には、秋山庄太郎作品を手軽に見ることができるよう、写真集やポストカードなどのグッズショップも併設されています。こちらから、秋山庄太郎の素晴らしい作品を手軽に手に入れることもできます。 美術館では、一年を通して様々な企画展示も行われています。例えば、秋山庄太郎が撮影した鉄道写真を展示した「夢想鉄道展」や、秋山庄太郎の仲間であった写真家たちの展示、「室内芸術写真の魅力」なども開催。美術館を何度訪れても、新しい発見があるようになっています。 秋山庄太郎写真芸術館に行く場合は、都営三田線「芝公園駅」から徒歩5分程度でアクセス可能です。また、同じく中央区にある東京タワーや、浅草寺、上野動物園など、観光名所が近いので、ぜひ一緒に訪れてみるのもおすすめです。

秋山庄太郎写真芸術館の入館料金

一般:500円 小中学生:300円

秋山庄太郎写真芸術館の詳細情報

展示ジャンルアート
開館時間11:00~16:30
所要時間
定休日月・火曜日 (年末年始・夏季・資料整理・館内整備等のための休館あり)
電話番号03-3405-8578
※お問い合わせの際には【イーミュージアム】を見たとお伝えください
アクセス地下鉄「表参道」駅(銀座線・半蔵門線・千代田線) A4出口(階段)またはB3出口(エレベーター、エス カレーター)より徒歩約7分
住所〒107-0062 東京都港区南青山4-18-9
Googleマップ
公式サイトhttp://akiyama-shotaro.com/
秋山庄太郎写真芸術館詳細情報