東京都には美術館が数多くありますが、その中でも中村屋サロン美術館は、歴史と美術品を愛する人々にとっては、特別な場所となっています。
中村屋サロン美術館は、江戸時代末期から明治時代にかけて活躍した中村正義氏が収集した陶磁器、肉筆浮世絵、書跡、文具などを中心に展示されています。美術館の内部は、江戸時代の商家を思わせる畳敷きの部屋が続き、収蔵品は陶磁器などの窯元の刻印が見えるものが多く、収蔵品としての歴史的価値が高いことでも有名です。
展示スペースは、一般的な美術館に比べて小さいものの、その内装は魅力的で、古き良き時代の面影を残しています。さらに、中村屋サロン美術館では、常設展示だけでなく、季節ごとに異なるテーマの企画展示も行われています。例えば、縁起物や幸運を呼び込む縁起物展、夏休み期間中には浮世絵の着色教室など、展示内容は多岐にわたります。
美術館に入ると、入口にある扉には、中村正義氏の言葉「知者の愛すべきは、美、道、人」という文字が描かれています。この言葉は、中村正義氏が自身の人生哲学として大切にしていたものです。そのため、美術館は美、道、人を一体化させる空間として設計されており、来館者にとって、美術館に足を運ぶこと自体が、美、道、人を愛する心を育むきっかけとなるでしょう。
美術館のおすすめポイントは、収蔵品だけでなく、美術館を取り巻く風景や雰囲気です。美術館の周辺には、緑豊かな庭園が広がり、植えられている植物も陶磁器や文具に使用される材料と同じものが多数植えられています。美術館を訪れると、芸術と自然が一体となった空気感に包まれ、和やかなムードを感じることができます。また、美術館内で、コーヒーやお茶、季節のお菓子を楽しめるカフェもあります。
もし、時間に余裕がある場合は、近隣の神田明神や小石川後楽園など、美術鑑賞以外にも、文化的な名所がいくつもあるため、一日中過ごすことも可能です。そのため、東京都内を訪れた際には、中村屋サロン美術館をぜひ訪れていただきたいと思います。
中村屋サロン美術館の入館料金
展示によって異なる
※高校生以下無料
※障害者手帳ご呈示のお客様および同伴者1名無料
中村屋サロン美術館の詳細情報