北海道には、美しい自然が広がる公園がたくさんあります。その中でも、モエレ沼公園は、北海道内でも有数の自然公園の1つに数えられ、特に湖沼の美しさが評価されています。今回は、そんなモエレ沼公園の特徴とおすすめポイントについて紹介します。
モエレ沼公園とは?
モエレ沼公園は、北海道南西部に位置する公園で、総面積は約2,947haです。中でも有名なのが、北海道内最大の湿原である「モエレ沼」です。この湿原は、明治時代までは農業用地として利用されていましたが、昭和時代に入ってからは水没地帯として徐々に埋め立てられ、やがて湖沼地帯になりました。現在は、国立公園指定を受けており、毎年多くの人々に訪れられています。
特徴
モエレ沼公園の特徴は、何と言っても豊かな自然と、それに住む動物たちです。沼の周りには、多種多様な植物が生い茂り、野鳥や小動物たちが生息しています。その中でも、代表的な鳥は「ハクチョウ」です。ハクチョウは、幻の鳥として知られ、本州に生息する種類とは異なるアイヌモシリハクチョウという亜種が、モエレ沼に生息しています。また、モエレ沼にはオシドリ、カモなどの水鳥も多く、春季には鳥見客も多数訪れます。
季節ごとのおすすめポイント
春
春には、湿原の植物が芽吹き、鮮やかな緑が広がります。また、オシドリやカモなどの水鳥たちが繁殖のために戻ってくる季節であり、彼らの愛らしい姿を見ることができます。この季節には、湿原を歩いたり、ボートツアーに参加して自然を満喫することがおすすめです。
夏
夏には、湿原の植物が繁茂し、鳥の鳴き声が広がる季節です。特に、8月には「モエレ沼夏祭り」が開催され、屋台やステージが設けられ、地元の人々や観光客で賑わいます。また、この季節には、ハーブ園が開園しており、ラベンダーやローズマリーなどの香りに包まれながら散策することもできます。
秋
秋には、湿原の植物が紅葉し、美しい景観が広がる季節です。モエレ沼の紅葉は、湿原の中に沈む太陽の光によって、素晴らしい色合いを見せます。また、この季節には、ハクチョウが繁殖のために北海道に戻ってきます。彼らの姿を見ることができるチャンスなので、カメラを持って出かけましょう。
冬
冬には、モエレ沼は雪景色に包まれ、静寂が広がります。湖面には氷が張り、スケートやラクレットチーズの体験など、冬ならではのアクティビティが楽しめます。また、ハクチョウが南下する季節であり、真っ白な姿を見ることができます。
まとめ
北海道の自然公園の中でも、モエレ沼公園は、湖沼の美しさが特徴的で、植物や野鳥、小動物たちが自然と共存しているスポットとして知られています。季節によって異なる表情を見せ、その美しさは年間を通じて楽しめます。北海道へ旅行する際には、ぜひモエレ沼公園を訪れて、自然の魅力に触れてみてください。
モエレ沼公園の入館料金
無料
モエレ沼公園の詳細情報