千葉県には多くの歴史や文化が残されていますが、その一つが山武市にある歴史民俗資料館です。ここでは、地域の歴史や文化を学ぶことができるだけでなく、実際に手を動かして楽しみながら学ぶこともできます。今回は、その特徴やおすすめポイントについて2000文字で詳しく紹介していきます。 【歴史民俗資料館とは?】 山武市歴史民俗資料館は、山武市にある千葉県内でも珍しい資料館の一つです。 東京湾や利根川の流域に位置していた山武市には、古くから多くの人々が交流を持ちながら暮らしていました。そして、その歴史や文化を後世に伝えるため、市内の個人からの寄贈等により多くの資料が集められました。歴史民俗資料館は、そうした資料の保存・展示を行いながら、地域の歴史や文化を学ぶことができる場所です。 【特徴】 1.資料が豊富 歴史民俗資料館には、江戸時代から現在に至るまでの市内の様々な物や道具、衣装、写真、映像などが所蔵されています。 また、特に印象的なのは「山武の古代文化」のコーナー。ここでは、発掘された縄文時代の遺物や、古墳時代の銅鏡や埴輪など、山武市の古代文化を学ぶことができます。 2.手作り体験ができる 資料館では、その時代の風景や暮らしを手作りで再現する企画がされています。例えば、「猪の角笛づくり」や「竹工芸」、「草木染め体験」などがあります。参加費は、300円から500円程度で手軽に体験することができ、一つ一つ丁寧に説明を受けながら作業することができます。手作り体験は子供から大人まで幅広い年齢層に人気で、資料館に足を運んだら是非参加してみることをおすすめします。 3.ボランティアスタッフが活躍する 資料館には50名以上のボランティアスタッフが活躍しています。これは、資料館の保全やイベントの支援、さらには資料館内での案内や説明などをしてくれるというものです。彼らは、地元密着型の運営方針を基本に、訪れる人たちに暖かく対応してくれるため、資料館を訪れた際にはぜひ声をかけてみることをおすすめします。 【おすすめポイント】 1.手作り体験 先にも述べたように、歴史民俗資料館では手作り体験ができます。その中でもおすすめなのは「猪の角笛づくり」。角笛は山武市で伝承されている古くからの楽器で、猪の角を利用して作られています。体験では、普段触れることのない素材に触れながら、伝統的な技術を学ぶことができます。笛を一緒に鳴らしてみると、その低く力強い音色に感動すること間違いなしです。 2.ミニマルシェ 資料館内には、地元の物産品が販売されている「ミニマルシェ」もあります。ここで購入できるものは、地元で採れた食材や加工品、古民家を再利用して作られた小物など多岐に渡ります。お土産としてもぴったりなので、訪れた際にはぜひチェックしてみてください。 3.和やかな雰囲気 歴史民俗資料館の雰囲気は和やかで落ち着いたものがあります。周りも静かで、時間を忘れてじっくりと資料を眺めたり、体験やイベントなどを楽しんだりすることができます。小さなお子さんからご年配の方まで、誰もが楽しめる場所です。また、広い敷地内には多目的広場も用意されているので、スポーツやピクニックなどにも利用することができます。 【アクセス】 歴史民俗資料館は、千葉県山武市岩舟1073-3にあります。車で行く場合は、東京湾の木更津市側から国道409号線を北上し、岩舟交差点を右折すると着きます。電車で行く場合は、JR外房線の袖ケ浦駅から東京湾フェリーに乗り、18分ほどで市役所前の岩舟港に到着します。その後徒歩で約10分で到着します。 【まとめ】 山武市歴史民俗資料館は、千葉県の中でも古代文化に特に力を入れた施設として注目されています。手作り体験や地元の物産品が並ぶミニマルシェなど、多くの楽しいことが盛りだくさん。そして、地元のボランティアスタッフの温かい対応が印象的で、1人でも訪れやすい場所です。ぜひ、千葉県に訪れた際には山武市歴史民俗資料館に足を運んでみてください。

山武市歴史民俗資料館の入館料金

学生、一般 1人140円 小、中、高生 1人 90円

山武市歴史民俗資料館の詳細情報

展示ジャンル人文歴史
開館時間9:00~16:30まで
所要時間
定休日月曜日(月曜日と祝祭日が重なる場合には月曜日開館、火曜日が休館日になります)、年末年始(12月29日?1月3日まで)、展示替え作業時 ※詳細はお問い合わせください
電話番号0475-82-2842
※お問い合わせの際には【イーミュージアム】を見たとお伝えください
アクセス圏央道山武成東インターより車で10分
住所〒289-1324
Googleマップ
公式サイトhttps://www.city.sammu.lg.jp/page/dir000115.html
山武市歴史民俗資料館詳細情報