岩手県のとおの物語の館は、岩手県一関市とおのにある文化施設で、地元の歴史や文化を伝えるために建設されました。館内には、岩手県の歴史や伝統工芸品、文化遺産などを展示してあります。特に、十和田市から移築された三昧軒という茶室は、重要文化財に指定されており、見応えがあります。
さて、ここではとおの物語の館の特徴とおすすめポイントについて紹介いたします。
●歴史&文化に触れられる
とおの物語の館には、様々な展示物があります。その中でも、特にオススメなのは、戦国時代から江戸時代にかけての武将「伊達政宗」に関する展示物です。岩手県は政宗の出身地であり、政宗に関する資料や展示物が豊富にあるとともに、彼が秀吉に羽柴秀長として仕えるきっかけとなった国分氏の館跡も近くにあります。
また、和紙の伝統工芸品も展示されています。これは、宮沢賢治の「注文の多い料理店」のモデルとなった「一関和紙」で、厳選された素材を使用した丈夫で美しい和紙として知られています。
●茶室「三昧軒」
とおの物語の館には、三昧軒という重要文化財に指定されている茶室があります。この茶室は、1907年に十和田市の豪商・瀧川家によって建てられたもので、明治・大正期の日本の茶道文化を反映した重要な建築物です。大正時代に作られた「七宝鍾馗像」や「南蛮漆の匙」など、当時の茶の湯の文化を垣間見ることができます。
●和の心を感じる建築
とおの物語の館は、日本の伝統的な建築様式をモチーフにしたデザインとなっています。内部は木材をふんだんに使用し、和の雰囲気が漂います。特に、壁に描かれた四季折々の景色は美しく、その美しさに感動することでしょう。
●レストラン「とおの台所」
とおの物語の館には、「とおの台所」というレストランも併設されています。ここでは、地元の食材を使った岩手県の郷土料理を中心に、色々な料理を楽しめます。特に、岩手県の地酒を飲みながら、岩手県産の食材を使った食事を楽しむことをおすすめします。
以上が、とおの物語の館の特徴とおすすめポイントについての紹介でした。歴史や文化に興味がある方、和の雰囲気を味わいたい方、そして美味しい食事を楽しみたい方など、全ての方におすすめのスポットです。
とおの物語の館の入館料金
一般:500円 高校生以下:200円
とおの物語の館の詳細情報