東京藝術大学大学美術館は、東京都台東区上野に所在する美術館です。正式名称は「東京藝術大学大学美術館・大学院美術研究科附属美術館」となります。大学美術館としては日本でも屈指の規模を誇り、国内外の美術ファンに愛されています。大学美術館ならではの学術的な観点からの展示が評価されており、美術館ファンからは必見のスポットとされています。
【特徴】
1. 古代から現代まで幅広い展示物
東京藝術大学大学美術館は、古代紀元前から現代までの幅広い時代・ジャンルの作品を収蔵する美術館です。特に古代オリエントから中世ヨーロッパの美術品に詳しく、展示会を開催することで、その知識・情報を一般市民に提供しています。また、東アジアの絵画も充実しており、多様なジャンルの作品を楽しむことができます。
2. 多彩な展示方法
東京藝術大学大学美術館は、多彩な展示方法を用い、視覚的な演出力に富んだ展示を提供しています。例えば、現存する最古の彩色装飾写本である「イリアス・ラティーナス」の全巻の紹介展示では、典籍の解説や背景を、オンラインシステムを用いながら展示しています。また、最近では、観賞するだけでなく、触れることができる体験型アートも人気となっています。
3. カフェやショップがある
東京藝術大学大学美術館には、カフェやショップが併設されています。カフェで美術館見学中に一息ついたり、ショップで美術本や美術品を購入することができます。クリエイティブな空間の中で、コーヒーを飲みながら作品について語り合ったり、美術品やグッズを手に入れたりすることができ、美術館以外の一面も楽しめます。
【おすすめポイント】
1. 時間が立ち止まったかのような空間
東京藝術大学大学美術館は、美術館としては比較的大型なため、成人男性でも立ち入り禁止の箇所もあります。それでも、控えめな光の中に設えられた展示室の中では、一歩足を踏み入れるだけで、音をたてることもできないくらい、雰囲気が立ち込めています。風通しの良いオープンスペースで、ゆっくりと気持ちを落ち着かせて、展示物との距離を縮めることができます。
2. 古代文化に親しむことができる
東京藝術大学大学美術館では、東洋文化から西洋文化まで、多彩な作品を展示していますが、特に古代文化に脚光を浴びています。中でも、古代エジプトの展示物は、美術館独自の視点から解説がされており、学術的な見地を含めて展示物と向き合うことができます。古代文化が好きな人や学術的な興味を持っている人にとっては、大変興味深い展示物です。
3. 常時開催されている企画展が魅力
東京藝術大学大学美術館では、常時、企画展が開催されています。往々にして、期間限定の展示が多い中、ここでは永久に展示されている作品もあるため、いつでも会期に関係なく鑑賞することができます。また、企画展は新たな創造性に富み、斬新なアイデアも多く取り入れられています。企画展だけでなく、トークイベントや講座も多数開催され、催し物の豊富さも美術館選びの重要な要素となっています。
以上、東京藝術大学大学美術館について、特徴とおすすめポイントについてご紹介しました。美術品を鑑賞しながら、大学の空気を感じることができる、唯一無二のスポットです。気になった方は、一度足を運んでみることをおすすめします。
東京藝術大学大学美術館の入館料金
展覧会ごとに異なる
東京藝術大学大学美術館の詳細情報