富山県の朝日町立ふるさと美術館は、富山県朝日町に位置する美術館です。この美術館は、富山県の美術品を中心に展示しており、多くの来場者に愛されています。
この美術館の特徴のひとつは、展示室内にあるエントランス。美術品が展示されている展示室は、2つのエントランスに分かれています。ひとつが、自然光が入り込むガラス張りのもので、自然光によって、美術品には新たな魅力が与えられます。もうひとつは、より暗い照明下で展示され、重厚な雰囲気が漂います。また、この美術館は、収蔵品を任意に並び替えて展示できる特徴があり、季節にあわせた展示を楽しむことができます。
この美術館では、富山県出身の有名な作家の作品が豊富に展示されています。中でも、現存している国宝「塩尻神社の武者絵図」や、「鳥獣花木図屏風」など、国宝・重要文化財の展示数が非常に多く、必見です。 「塩尻神社の武者絵図」には、鎌倉時代に塩尻神社に奉納された、鎌倉時代の武者たちが描かれています。全長17mにも及ぶ巨大な絵巻物で、細かい表現や美しい色使いに対する作者の技術力に感動します。また、「鳥獣花木図屏風」は、狩野永徳による細密画の代表作です。美しい色使いや細密な描写に感心しながら、様々な動植物と花鳥を楽しむことができます。
この美術館の中でもおすすめの作品のひとつは、蓮華玉万華鏡の展示です。日本の九州地方に伝わる蓮華玉の原型をもとに製作された、万華鏡の中で回ったとき、色彩豊かな光景を見ることができます。この作品は、富山県出身の万華鏡作家、高橋慶二郎氏によって製作されたものです。高橋氏は、世界有数の万華鏡作家として知られている人物であり、美術館のコレクションは、高橋氏の息子である高橋勝雄氏が寄贈しました。
この美術館は、美術品を鑑賞するだけでなく、体験型のイベントやワークショップを開催しています。例えば、和紙を使った手作り体験や、手芸作品の展示会などが人気です。また、お茶席の体験もできます。従業員が作る本格的なお茶とお菓子を召し上がりながら、美術品をじっくりと鑑賞することができます。
最後に、この美術館は、富山県朝日町にある素晴らしい自然環境に囲まれています。夏には、周辺の森林に足を運んだり、自然に親しむキャンプ場が近くにあります。また、近くには、四季の移ろいを楽しめる公園があり、自然と美術に触れ合うことができます。
以上が、富山県の朝日町立ふるさと美術館の特徴とおすすめポイントについての紹介です。この美術館は日本の美術品を愛する旅行者に強くおすすめします。
朝日町立ふるさと美術館の入館料金
大人200円~2,000円(展覧会によって異なる)
小中高生100円 ※こどもパスポート持参の場合は付添1名まで無料
朝日町立ふるさと美術館の詳細情報