山梨県にある山梨県立美術館は、芸術と自然が調和した美しい場所にあり、国内外から多くの人々が訪れる観光スポットの一つとなっています。この美術館は、山梨県民の文化的発展と多彩な芸術文化の普及を目的として、1985年に開館しました。美術館は、山梨県甲府市の中央公園内に位置し、37,000平方メートルの広い敷地に展示室や図書館、アトリエ、カフェなどがあります。
山梨県立美術館の特徴は、豊富なコレクションと、自然との調和した建物設計にあります。美術館が所蔵する作品は、陶磁器、茶道具、絵画、彫刻、ビデオアート、写真アートなど、多岐にわたります。ここでは、美術館の魅力的な特徴やおすすめポイントをいくつか紹介します。
1.美術館の建物が美しい
美術館の建物は、ナチュラルでモダンな外観です。自然素材を使った壁や屋根は、周囲の緑と調和しています。敷地内には、美術館を囲むように池と池の中に蓮が咲く「くまがい池」など、美しい自然がたくさんあります。
2.コレクションが豊富
美術館は、日本の現代美術家や、欧米の芸術家たちの作品を中心に収集しています。日本美術の伝統的な技法である泥芸や総柿子など、独自の美学を持つ伝統工芸品も収蔵されています。特に、美術館が所蔵するコレクションの中でも注目の作品は、洋画家・岸田劉生が描いた『星月夜』です。この作品は、バンクシーがオマージュを捧げたことでも有名です。
3.展示室の広さ
美術館の展示室は、2つのホール、7つのギャラリーに分かれています。展示室は広々としていて、作品を鑑賞するには最適です。また、美術館では年間を通じて様々な展示会が開催されており、季節毎にそのテーマを変えるため、常に新しい作品に出会えます。
4.アートスクールがある
美術館にはアートスクールがあり、子供から大人まで、年齢を問わず様々なアート教室が開かれています。素材や技法を学ぶだけでなく、発想力や創造力を伸ばすことができます。
5.美術館が併設された公園
美術館は、山梨県庁舎や県民会館、市役所が集まる中央公園の中に位置しています。美術館を囲むように整備された庭園は、四季折々の風景を楽しむことができます。また、美術館周辺には、100匹を超えるコンロワイユ(鴨)が生息しており、彼らを眺めながらのんびりすることができます。
以上のように、山梨県立美術館は、美しい建物や豊富なコレクション、広々とした展示室、アートスクールなど、様々な魅力を持っています。また、周辺には多彩なアトラクションやグルメ、温泉などがあり、観光客にとっても楽しめる場所となっています。ぜひ、美術館に足を運んで、芸術の世界に触れてみてはいかがでしょうか。
山梨県立美術館の入館料金
入館料 | 一般 | 大学生 | 県外65歳以上 |
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コレクション展 | 520円 | 220円 | 無料 |
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コレクション展(20人以上団体) | 420円 | 170円 | 無料 |
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特別展 | 1,000円 | 500円 | 1,000円 |
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特別展(20人以上団体) | 840円 | 420円 | 840円 |
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パスポート (コレクション展 + 特別展) | 1,260円 | 590円 | 1,000円 ※団体料金840円 |
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美術館(コレクション展) 文学館(常設展) 共通券 | 680円 | 340円 | 無料 |
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山梨県立美術館入館料金
高校生以下や山梨県内在住の65歳以上の方は、コレクション展及び特別展ともに無料観覧可能です。
年間利用券 | 一般 | 大学生 |
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年間パスポート (定期観覧券) | 3,140円 | 1,570円 |
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ミュージアム甲斐in券 | 5,240円 | 2,620円 |
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山梨県立美術館の年間利用券料金
「年間パスポート(定期観覧券)」は、発行日から一年間に山梨県立美術館のコレクション展及び特別展を何回でも観覧可能です。
「ミュージアム甲斐in券」は、発行日から一年間に、山梨県内の県立美術館、県立文学館、県立考古博物館、県立博物館のコレクション展や常設展、特別展、企画展を何度も観覧可能です。
山梨県立美術館の詳細情報