南山大学人類学博物館の紹介

愛知県名古屋市にある南山大学人類学博物館は、人類学を総合的に展示する日本で唯一の大学博物館です。1991年に「人類の文化と性格の多様性を展示し、研究と教育のための施設として利用すること」を目的に設立されました。施設内には、18000点以上のコレクションが収蔵されており、世界各地の民族衣装や工芸品、音楽器具、祭具、仮面、薬物、写真など、多岐にわたる展示品があります。

南山大学人類学博物館の特徴

南山大学人類学博物館の最大の特徴は、世界各地の文化を一堂に集めたところでしょう。施設内は、多様な民族の文化や習慣を深く理解できるように展示されており、多様性を尊重する社会になるための、教育的な価値が高い博物館として知られています。

また、施設内にある展示品は、南山大学の教員や学生、卒業生によって収集されたものです。収集者に当時の情報はもちろんですが、感性が入ったものが多く、展示の中に個人的な思いや感性を感じさせるものが多いため、一つ一つのコレクションには感動を覚えるものがあります。

南山大学人類学博物館のおすすめポイント

1.音楽室

南山大学人類学博物館には音楽室があり、世界中の楽器の音を聴くことができます。楽器の演奏法や音色、楽曲の解説など、音楽を学ぶことができるので、音楽ファンには特におすすめです。

2.仮面コレクション

仮面は、世界各地で神秘的な意味を持つものです。南山大学人類学博物館には、多くの仮面が収蔵されており、それぞれの地域や文化によって異なる仮面の形、色、装飾などから神話や伝統、信仰、儀式などの背景が垣間見えます。

3.母親と子どもの部屋

南山大学人類学博物館には、母親と子どもの部屋という展示スペースがあります。ここでは、母親が子育ての中でやっている育児方法や、子どもに与えるおもちゃ、服装、食べ物について展示されています。世界各地における母親の子育てが異なることに気づくことができます。

4.マプチャル宮殿

南山大学人類学博物館の特別展示では、「マプチャル宮殿」という展示を見ることができます。この展示は、メキシコの村にある同名の宮殿を再現したもので、南北アメリカの文化に触れることができます。壁画、石槍、クリスタルの捧げ物など、建築物の内外に多様な装飾が施されており、当時の文化や信仰、芸術的な感性を垣間見ることができます。

5.新館オープン予定

南山大学人類学博物館は、2022年に新館のオープンを予定しています。新館は合わせて約4800平方メートルの広さがあり、様々な種類の展示を見ることができます。また、新館にはカフェやショップもあるそうです。

南山大学人類学博物館のアクセス情報

南山大学人類学博物館は、名古屋市瑞穂区篭山町18−20にあります。最寄り駅は名古屋市営地下鉄「市役所駅」です。市役所駅4番出口から徒歩で約12分です。また、JR名古屋駅からは、地下鉄東山線で市役所駅まで約7分です。駐車場はありませんので、公共交通機関を利用することをおすすめします。

まとめ

南山大学人類学博物館は、世界各地の文化を一堂に集めた日本唯一の大学博物館です。民族衣装や工芸品、音楽器具、祭具など、多様な展示品を鑑賞することができます。また、音楽室や仮面コレクション、母親と子どもの部屋など、見どころも多数あります。2022年には新館がオープン予定で、今後もさらに魅力的な施設になることが期待されます。

南山大学人類学博物館の入館料金

無料

南山大学人類学博物館の詳細情報

展示ジャンル人文歴史
開館時間月曜~金曜 10:00~16:30
所要時間
定休日土・日・大学の事務休日 毎月最終水曜13時以降 大学入試期間
電話番号052-832-3147
※お問い合わせの際には【イーミュージアム】を見たとお伝えください
アクセス地下鉄名城線八事日赤駅1番出口より徒歩約8分
住所〒466-8673 名古屋市昭和区山里町18
Googleマップ
公式サイトhttp://rci.nanzan-u.ac.jp/museum/
南山大学人類学博物館詳細情報