西尾市岩瀬文庫とは?
愛知県西尾市にある「西尾市岩瀬文庫」は、江戸時代から続く旧岩瀬藩主の蔵書を収蔵している図書館です。
1987年には国の重要文化財に指定され、今なお多くの人々に愛される文化財となっています。西尾市民にとっては、身近な親しまれた施設として親しまれています。
西尾市岩瀬文庫の特徴
岩瀬文庫の名前には「尾張名所図会」に日本最古と言われる和歌、俳句の書写があることが由来とされています。
文庫には総数23,000冊の書物が保管されており、その中には、江戸時代から明治、大正、昭和の近現代に至るまで、幅広いジャンルの書籍が収蔵されています。特に岩瀬藩主で、藩政期に最も盛んだった17世紀中期の時代の書物が数多く所蔵されています。
また、書物の宝庫として有名な「古文書室」では、古文書・奥書・家記・書状・古地図など幅広いジャンルの資料を見ることができます。中でも、江戸時代に製作された「尾張名所図会」は、日本最古の和歌俳句の書写があることで知られ、重要文化財に指定されています。
おすすめのポイント
1. 形式的な雰囲気が魅力
岩瀬文庫は、重要文化財として指定されているため、緑色の外壁に沿った白い直線的なデザインが特徴的です。また、入館するには「寄託書籍利用証」が必要なため、形式的な雰囲気があります。このため、古書好きの方々から特に人気があります。
2. イベントが盛りだくさん
文庫内では、毎年様々なイベントが開催されています。例えば、特別展示や講演会、展示物の紹介、岩瀬文庫の資料を使用した体験イベントなどがあります。特に、夏の時期には「夏休み特別展示」が開催され、子どもたちや家族連れで賑わいます。
3. 古文書室で貴重な資料を見ることができる
古文書室は「古文書8室・古地図2室・資料展示室」と3つの部屋から構成されており、広いスペースに収蔵された古文書の宝庫を見ることができます。一般公開されてはいませんが、事前に申し込めば、研究者や学生などが自由に資料を閲覧することも可能です。
4. 懐かしい雰囲気のフォトスポット
岩瀬文庫は、緑に囲まれた静かな場所にあり、その周りには海老名川が流れ、すぐ近くには美しい日本庭園の「海風園」という名所があります。また、岩瀬文庫の前にある石畳の道や、正門を出入りする「古い扉」など、昔懐かしい雰囲気が色濃く残っているので、写真撮影スポットとしても大変人気があります。
5. 周辺に観光スポットが多数
西尾市岩瀬文庫の周辺には、様々な観光スポットがあります。例えば、海老名川に架かる「松風橋」は、桜の名所として有名で、春には花見客でにぎわいます。また、蒲郡市にある「ラグーナテンボス」や、西尾市にある「たけくらべ温泉」なども、人気の観光スポットです。
まとめ
愛知県西尾市岩瀬文庫は、日本最古の和歌、俳句の書写があることで知られる文化財です。白い直線的なデザインが特徴的で、形式的な雰囲気があります。古文書室では貴重な資料を見ることができるほか、イベントも盛りだくさんで、楽しむことができます。周辺には観光スポットも豊富なので、岩瀬文庫への訪問がおすすめです。
西尾市岩瀬文庫の入館料金
無料
西尾市岩瀬文庫の詳細情報
展示ジャンル | 人文歴史 |
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開館時間 | 9:00~17:00まで (閲覧室は16:00まで・申請は15:30まで) |
所要時間 | |
定休日 | 月曜日(月曜日が祝日の場合は開館)・館内整理日(7月?9月を除く毎月第3木曜日)・年末年始・特別整理期間 |
電話番号 | 0563-56-2459 ※お問い合わせの際には【イーミュージアム】を見たとお伝えください |
アクセス | 名古屋から名鉄西尾線「西尾ゆき」「吉良吉田ゆき」、西尾駅下車 西尾駅より徒歩20分またはタクシーで10分。 |
住所 | 〒445-0847 愛知県西尾市亀沢町480 |
Googleマップ | |
公式サイト | https://iwasebunko.jp |