岐阜県には齋藤美術館という、アーティスト・デザイナーの齋藤氏が多種多様な美術品を収蔵する私設美術館があります。今回は、齋藤美術館の特徴とおすすめポイントを紹介していきたいと思います。 齋藤美術館の特徴 1. 繊細な齋藤氏のデザインセンス 齋藤氏は、岐阜県高山市に生まれ、1970年に京都工芸繊維大学を卒業後、デザイン事務所に勤務していました。その後、独立し、家具や容器、照明、ファッションなどのデザインを手がけ、多数の受賞歴を持っています。 美術館には、齋藤氏が制作した作品や友人アーティストの作品など、多様な美術品が展示されています。その中でも、齋藤氏の繊細なデザインセンスが特徴的で、美術品には、スタイリッシュでシンプルなデザインが多く存在する点が魅力です。 2. 高山市の歴史や文化を反映した美術品 岐阜県高山市は歴史や文化が深く根付いた土地であり、齋藤美術館もその地域性を反映しています。美術館には、高山市の伝統工芸品である陶器、彫刻、絵画などが展示されています。 藤澤庸介氏の作品「弥生陶器」は、高山市富加町の黒滝遺跡から発掘された供物土器をモチーフに作られた1つの展示作品です。このように、多くの作品が高山市の歴史や文化を反映しているため、美術館を訪れることで地域の魅力をより深く知ることができます。 3. 自然と美術が融合する施設 美術館は、高山市の自然に溶け込むように建物自体がデザインされており、階段や窓枠、美術品に散りばめられた花のモチーフなど自然と美術が融合した施設です。 特に、美術館のガーデンは、敷地内に野草や季節の植物を配置し、四季折々の花々が楽しめます。また、美術館からは、高山市の自然景観、特に知名度が高い乗鞍岳を見ることができます。美術と自然が融合した美術館で、心身ともにリフレッシュすることができます。 齋藤美術館のおすすめポイント 1. イベント・ワークショップの開催 齋藤美術館では、展示会だけでなく、イベントやワークショップも行われています。例えば、「座禅鑑賞会」というものがあり、美術館にある瞑想室の座禅体験と鑑賞会参加が一度にできます。 保存修理のために、陶器や色画指導のワークショップも開かれることがあります。また、齋藤氏が定期的に座禅も行っているため、興味がある人は座禅体験もできます。 2. 日本の庭園を楽しむことができる 美術館には、3つの庭園があり、夏は緑が豊かな「山の木漏れ日の庭」、秋は、紅葉が綺麗な「静寂の庭」、冬は、次の春に備えた「冬眠の庭」があります。特に、静寂の庭は、庭園石膏師の田中利文氏が手がけたアート的な庭園で、訪れた人を魅了しています。 3. クラフトビールが飲めるカフェも併設 美術館敷地内には、「Cafe SAMUI」と呼ばれるカフェが併設されています。食事だけでなく、クラフトビールも提供しており、美術鑑賞の合間に一息つくことができます。また、地元の食材を使用した料理も味わえます。 齋藤美術館は、齋藤氏の繊細なデザインセンスや、岐阜県高山市の歴史や文化を反映した美術品、自然と美術が融合する施設が特徴で、多くの人に愛されています。カフェやイベントなど、さまざまな楽しみ方ができるのも魅力的です。岐阜県に来た際には、是非、齋藤美術館を訪れてみてください。

齋藤美術館の入館料金

大人:大人:300円 高校生以上 子供:子供:200円 小中学生 その他:その他:700円 やなか三館共通券(齋藤美術館・心の森ミュージアム遊童館・おもだか家民芸館) 小人400円

齋藤美術館の詳細情報

展示ジャンルアート
開館時間9:00~17:00 8月1日~8月31日 9:00~18:00
所要時間
定休日
電話番号0575-65-3539
※お問い合わせの際には【イーミュージアム】を見たとお伝えください
アクセス岐阜バス城下町プラザバス停より徒歩約5分です。
住所〒501-4226岐阜県郡上市八幡町新町927
Googleマップ
公式サイトhttps://www.saito-museum.com
齋藤美術館詳細情報