群馬県の高崎市にある染料植物園は、繊維産業に欠かせない染料植物を集めた日本で唯一の植物園です。この植物園は、昔から織物業が盛んだった群馬県ならではの観光スポットとなっています。そこで、今回は、高崎市染料植物園の特徴とおすすめポイントに関して詳しく紹介します。
植物園の特徴
高崎市染料植物園の特徴は、染料植物の栽培や研究、保存・活用に取り組むことです。染料植物とは、糸や布などを染めるために使用される植物のことで、花や葉、根などの部位によって色が異なります。日本では、古くから藍、紅花、木の皮、茜などが特に有名で、これらの植物が日本の伝統色の一つとなっています。
高崎市染料植物園では、このような染料植物を中心に、国内外から約300種類の植物を栽培しています。また、学術的な研究や、染料に関するワークショップの開催、練り染め体験などを通して、染料文化の普及にも取り組んでいます。
おすすめポイント
高崎市染料植物園のおすすめポイントは、以下の通りです。
1. 館内展示
染料植物園の館内では、染料植物の歴史や用途、栽培方法などが紹介されています。また、植物園で栽培している植物の中から、季節ごとに変わる染料植物を中心に展示されています。ここでは、各種染料植物の収穫時期や成育状況なども知ることができ、理解が深まるでしょう。
2. 植物園見学
植物園には、季節によって異なる花や植物が咲き誇ります。そのため、春には桜やツツジ、夏には百日紅や向日葵、秋には紅葉など、四季折々の風景を楽しむことができます。また、園内で育てている染料植物を見ることもできます。
3. 実際の染色体験
植物園では、練り染めの体験プログラムがあります。教室で指導員から染色の方法を学んだ後、実際に布に染めることができます。染料植物の素材を使用するため、自然の色の美しさを堪能することができます。
4. 季節イベント
植物園では、季節ごとに様々なイベントが開催されます。例えば、春には卒業式や入学式にとぴったりの袴の着付けや、夏には藍染めワークショップなどがあります。また、紅葉の季節には特に多くの来場者があり、ライトアップされた園内を散策するウォーキングイベントなども開催されます。
5. 園内施設
植物園内には、お茶屋「茶花庵」があります。ここでは、織物や染物の展示販売や、和菓子やお茶を楽しむことができます。また、園内にはカフェや売店もあるため、一日中楽しむことができます。
まとめ
高崎市染料植物園は、染料植物を中心に集めた日本で唯一の植物園です。館内展示や植物園見学、染色体験など、様々なアクティビティがあり、一日中楽しむことができます。日本の伝統色や文化に興味がある人や、自然と触れ合いたい人にはぴったりの観光スポットです。
高崎市染料植物園の入館料金
個人 団体(団体は20名以上)
一般 100円 80円
高・大学生 80円 50円
高崎市染料植物園の詳細情報
展示ジャンル | 自然科学 |
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開館時間 | 9:00~16:30
入園は閉園30分前まで |
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所要時間 | |
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定休日 | 5月2日・6日・9日・16日・23日・30日
6月6日・13日・20日・27日
7月4日・11日・19日・25日
8月1日・8日・12日・15日・22日・29日 |
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電話番号 | 027-328-6808 ※お問い合わせの際には【イーミュージアム】を見たとお伝えください |
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アクセス | JR上越新幹線・高崎線、高崎駅西口下車
駅より 市内循環バス「ぐるりん」観音山線で約20分~35分
または、タクシーで5.1キロメートル、約15分 |
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住所 | 〒370-0865 高崎市寺尾町2302-11 |
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Googleマップ | |
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公式サイト | https://www.city.takasaki.gunma.jp/docs/2017082200011/ |
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高崎市染料植物園詳細情報