兵庫県の辰馬考古資料館

兵庫県神戸市北区有馬町にある辰馬考古資料館は、辰馬古墳群の発掘調査で発見された出土品や、古代の生活や文化を紹介する資料館です。辰馬古墳群は、全国的にも重要な古墳群の一つで、5世紀から7世紀にかけて築かれた古墳が約50基以上存在しています。

特徴

辰馬考古資料館には、遺構の中にあった直径30メートル余りの礫石組みの巨石構造物「月ヶ瀬石屋敷」を復元した屋外展示があります。この建物は当時の豪族屋敷であるとされ、5~7世紀の古代に建てられたものと推測されています。また、日本で初めて出土した豪族の家に関する遺跡資料も展示されており、古代の豪族の生活様式を知ることができます。

館内にある特別展示室では、定期的に企画展示が開催されています。これらの企画展示では、古墳時代の日本の歴史や文化に関する展示があり、古代の生活や工芸品、武器や甲冑、古代鉄器や玉器などの出土品が展示されます。

おすすめポイント

1. 大規模な古墳群を見学できる

辰馬古墳群は、日本の古墳群の中でも最大級のものの一つとされており、館内で展示されている出土品と合わせることで、古墳時代の日本の歴史を深く知ることができます。また、古墳から出土した様々な品々を見ることで、古代の豪族の生活様式や、古代人の知恵や技術力などを感じることができます。

2. 屋外に復元された「月ヶ瀬石屋敷」

古代の豪族屋敷であった「月ヶ瀬石屋敷」は、建物自体が当時のものではありませんが、遺構の中から発見された石材を用いて復元されています。当時の豪族の住まいを再現したところは非常に珍しく、興味深い展示となっています。

3. 古墳時代の歴史や文化に触れることができる

辰馬考古資料館は、古墳時代の日本の歴史や文化について学ぶことができる貴重な施設です。展示品や企画展示などを通じて、古代の日本に触れることができます。また、館内には豊富な資料が展示されているため、研究者や学生にとっても非常に貴重な施設となっています。

アクセス

兵庫県神戸市北区有馬町にある辰馬考古資料館は、JR摂津本山駅から市バス12系統に乗り、終点「有馬温泉」で下車し、徒歩で約20分の場所にあります。また、阪急芦屋駅からも六甲バス「有馬温泉口行き」に乗り、同じバス停で下車することができます。

まとめ

兵庫県の辰馬考古資料館は、古代史や文化に強い関心を持つ人にとって非常に興味深い施設です。遺跡から出土した品々や、復元された月ヶ瀬石屋敷など、古代の豪族の生活様式や技術力に触れることができます。是非、古代に思いを馳せながら訪れてみてください。

辰馬考古資料館の入館料金

大人200円、大学生100円、高校生以下無料

辰馬考古資料館の詳細情報

展示ジャンル人文歴史
開館時間10:00~16:30(入館は16:00まで) ※常設展示はおこなっておりません。
所要時間
定休日月曜日
電話番号0798-34-0130
※お問い合わせの際には【イーミュージアム】を見たとお伝えください
アクセス辰馬考古資料館へは、阪神電車香櫨園駅より徒歩2分
住所〒662-0962 兵庫県西宮市松下町2?28
Googleマップ
公式サイトhttps://hakutaka.jp/tatsuuma.html
辰馬考古資料館詳細情報