石川県には多くの名所旧跡がありますが、その中でも室生犀星記念館は、石川県金沢市にある文学館であり、作家の室生犀星を顕彰するために建設されました。
室生犀星は『山の音』や『花袋』など多くの名作を遺し、戦前から戦後にかけての恋愛小説ブームに火をつけた作家であると同時に、美術評論家としても著名です。
そんな室生犀星の膨大な蔵書や遺品を収蔵し、彼の人生や作品について深く知ることができるのが、室生犀星記念館の特徴です。
館内は室生犀星の生涯が年代順に展示されており、彼が生きた時代背景や友人たちとの関係、そして独特の恋愛観などが丁寧に解説されています。
また、蔵書や画像などの資料も展示されており、彼が愛した京都の風景や茶の湯、また多くの詩人や画家たちとの関係など、さまざまなエピソードを知ることができます。
館内は昔ながらの和風建築物で、室生犀星が愛した美意識が反映された空間となっています。
さらに、館内には「室生犀星室」と呼ばれる特別展示室もあり、定期的に彼が影響を受けた詩人や画家たちの作品が展示されています。
また、館内には室生犀星の愛用していた茶室が再現され、茶道体験もできるので、和の文化に触れながら、彼の生涯や作品を感じることができます。
さらに、館内には書籍やグッズを販売するショップもあり、室生犀星について学んだ後に、関連グッズを手に取ることができます。
室生犀星記念館は、文学史に残る作家の人生や作品に触れることができる貴重な場所であり、彼のファンだけでなく、文学好きな人々にも、大変おすすめの場所です。
室生犀星記念館の入館料金
一般 310円
団体(20名以上) 260円
65歳以上・障害者手帳を
お持ちの方およびその介護人、
ミライロID(障害者手帳アプリ)の提示でも可 210円
(祝日無料)
高校生以下 無料
※城下まち金沢周遊バス1日フリー乗車券等を受付にてご提示いただくと、一般料金310円が団体料金260円になります。
室生犀星記念館の詳細情報