神奈川県の神奈川近代文学館は、近代文学の発祥の地である神奈川県内にある、日本全国でも屈指の文学館です。ここでは、鴎外や石川啄木といった文学者たちが、象徴主義や自然主義、そして民族主義にいたるまで、多様な文学的流れを展開し、日本近代文学を築き上げてきた様子が展示されています。今回は、神奈川近代文学館の特徴とおすすめポイントについて、2000文字で詳しく紹介していきます。 【神奈川近代文学館の特徴】 神奈川近代文学館の最大の特徴と言えるのが、展示物の充実度です。神奈川県内の文学者の資料はもちろん、新字新仮名が作成された玉造本や俳諧の原点としても有名な「おくのほそ道」の原本や、日本の代表的な書家の一人である平安時代後期の藤原行成が書いた「徒然草」の原文の写本など、数々の貴重な資料が展示されています。 また、展示方法も工夫されており、鴎外や石川啄木の肖像画や遺影だけでなく、家族の写真や日記、自筆原稿など、個人的な関わり合いを感じさせるような展示も行っています。そのため、文学者たちの人間性や背景を知ることが出来ます。さらに、テーマごとに展示が分けられており、時間を忘れて展示物を見ることができるのも特徴の一つです。 【おすすめポイント】 神奈川近代文学館のおすすめポイントとしては、以下の3点が挙げられます。 ①文学者たちの足跡が感じられる 神奈川近代文学館では、文学者たちの生涯や制作活動、交友関係などがわかります。散歩道や旅行先、旅情の中で生まれた作品、自然や景色を美しく描いた作品など、さまざまな視点から作品を楽しむことができます。また、館内には文学に深く関わった人々の遺品や、文化や社会に深く関わった人々の蔵書も展示されています。 ②映像資料も豊富 神奈川近代文学館には、文学者たちの地元である神奈川県内を映像で紹介する「文学の里」があります。岩松了はじめ多くの文学者たちがゆかりのある名所や文化財が映し出されているため、観光に行く前にここで見ておくのもおすすめです。また、館内には文学者たちの映像資料も多数あります。展示室内で作品の解説を聞いたり、音声ガイドを使って作品を解説することもできます。 ③季節の花々が楽しめる 神奈川近代文学館の敷地内には日本庭園があり、春は桜、秋は紅葉、そして冬は梅が見頃を迎えます。季節によって生える花々が全国でも有名で、散歩しながら楽しむこともできます。 以上が神奈川近代文学館の特徴とおすすめポイントです。文学ファンはもちろんのこと、日本の文化や歴史に興味がある人にもおすすめの場所です。

神奈川近代文学館の入館料金

一般700円(500円)、65歳以上・20歳未満及び学生350円(250円)、高校生100円(100円)、中学生以下は無料 *(?)内は20名以上の団体料金 ※身体障害者手帳、愛の手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、被爆者手帳、戦傷病者手帳の交付を受けている方は、手帳もしくは、ミライロIDの提示で無料(詳しくはお問い合わせください)にてご入場いただけます。事前の申請等は必要ありません。手帳の所持者及びその介助者(※2)の方は観覧料が無料となります。 ※2 原則として手帳の所持者の介助者1名まで。ただし、手帳の所持者1名に対して2名以上介助者が必要な場合は事前にご相談ください。

神奈川近代文学館の詳細情報

展示ジャンル総合
開館時間展示室(有料) 9:30~17:00 (入場は16:30まで) ※休館日及び展示替えの期間中、展示室は休室となります。 閲覧室(無料) 〈火~金〉9:30~18:30 (閲覧請求・複写申込は18:00まで)/〈土・日・祝〉9:30~17:00 (閲覧請求・複写申込は16:30まで) 貸会議室・和室・ホール(有料・要予約) 9:30~21:00 (窓口申込は17:00まで)
所要時間
定休日原則として平日の月曜日(祝日は開館)・年末年始(12月28日?1月4日まで)以外は開館しております。展示替えによる展示室の休室、特別整理期間の閲覧室の休室、その他の臨時休館日等がございますのでご注意ください。詳しい休館日は、カレンダーをご参照ください。
電話番号045-622-6666
※お問い合わせの際には【イーミュージアム】を見たとお伝えください
アクセスバス 神奈川中央交通バス11系統 (桜木町駅~保土ヶ谷駅) 横浜市営バス20系統 (桜木町駅~山手駅) 観光スポット周遊バス「あかいくつ」 いずれも「港の見える丘公園」下車、徒歩3分
住所〒231-0862 神奈川県横浜市中区山手町110
Googleマップ
公式サイトhttps://www.kanabun.or.jp/
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