河井寛次郎記念館:京都府の文化遺産
河井寛次郎記念館は、国の重要文化財であり、戦前の文化人・河井寛次郎の生涯と作品を展示することを目的としたミュージアムです。京都市の東山区に位置し、静かな住宅街に佇んでいます。
河井寛次郎とは?
河井寛次郎は、明治から昭和にかけて活躍した美術史家・評論家・美術館学芸員です。日本美術の近代化を推し進め、新しい美術観念を提示した先駆的な人物として知られています。
特徴的な建築様式
記念館は、1929年に河井自身が設計した建物で、欧米の現代建築を取り入れたものです。外観は、白い壁面と黒い瓦屋根が印象的な、シンプルなデザインとなっています。
また、日本庭園も併設されており、1959年には苔むした石組みの枯山水庭園が増築されました。特徴的な岩や苔、そして水の融合が、美しい景観を生み出しています。
展示コレクション
記念館には、河井寛次郎の所蔵品であった美術品・工芸品・骨董品などが展示されており、河井が生前に書いた自筆原稿や手紙も公開されています。
展示物には、日本の古美術、茶道具、能面、巨匠の絵画、東洋美術品など、幅広い分野のものが含まれています。特に、河井が収集した肉筆画のコレクションは、多くの来場者から高く評価されています。
交通アクセス
河井寛次郎記念館への交通アクセスは、地下鉄東山駅から徒歩10分ほどです。また、駐車場もありますが、台数に限りがあるため、できるだけ公共交通機関を利用することをおすすめします。
おすすめポイント
河井寛次郎記念館は、日本の美術・文化に関心がある方には、必見のスポットです。特に、河井の肉筆画のコレクションは、見ごたえがあります。記念館の外観も美しく、併設された庭園も風情がありますので、ゆっくりと散策することもおすすめします。また、プレートガイドや、専属の解説員もいるため、河井寛次郎に興味がある方には、より深く理解ができるでしょう。
記念館の入場料は、大人1000円、高校生以下は無料で入館することができます。時間を有効活用して、ぜひ訪れてみてください。
河井寛次郎記念館の入館料金
大人900円 高・大学生500円 小・中学生300円 年間パス 3,000円
河井寛次郎記念館の詳細情報
展示ジャンル | アート |
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開館時間 | 10:00~17:00(入館受付 16:30まで) |
所要時間 | |
定休日 | 月曜日(祝日は開館、翌日休館) 夏期休館 8/11~8/20頃 冬期休館 12/24~1/7頃 |
電話番号 | 075-561-3585 ※お問い合わせの際には【イーミュージアム】を見たとお伝えください |
アクセス | バス 【京都駅より】 市バス206番系統 「馬町」下車 徒歩1分 |
住所 | 〒605-0875 京都府京都市東山区五条坂鐘鋳町569 |
Googleマップ | |
公式サイト | http://www.kanjiro.jp/ |