宮城県仙台市の富沢遺跡保存館には、しばしば「地底の森ミュージアム」という名前で呼ばれる施設があります。これは、青葉山の中腹に造られた、貴重な考古学的発見物を展示している博物館で、宮城県内の観光名所のひとつとしても知られています。ここでは、地底の森ミュージアムがどのような施設であるか、そして観光客にとってどのようなおすすめポイントがあるかについて詳しく説明します。
地底の森ミュージアムは、約2000年前の円筒埴輪を始めとする葬祭品や人骨、そしてカラマツでできた覆屋があります。これらは、1967年に、加茂川の工事現場で偶然発見され、仙台市が保存したものです。施設の中にある覆屋は、これらの発見物を間近に見ることができ、また、遺跡を調査した際の模型や映像でその歴史的背景や発掘過程を学ぶことができます。さらに、特別展示やワークショップなどのイベントも開催されます。
この施設のおすすめポイントは、何と言っても円筒埴輪というユニークな文化財の展示にあります。円筒埴輪は、日本独自の形式の土器で、埴輪とは生前に作られ、亡くなった人とともに葬られたものです。その中でも富沢遺跡から出土した円筒埴輪は、柿の葉や神機・神獣をかたどったものが多く、精巧なデザインに観光客も驚かされることでしょう。また、覆屋は、カラマツ材の天井が印象的で、日差しと風の通りもよく居心地が良いです。展示室は、日本の風景にマッチしたモダンな和室で、日本庭園もあり、真似できない良い雰囲気で日本文化を体感できる場所でもあります。
観光客の中にはインスタグラムなどの投稿で写真を撮ることを楽しむ人も多いでしょう。地底の森ミュージアムは、窓からの景色や覆屋の中の風景が美しく、写真映えする場所がたくさんあります。また、葬祭品の中には、人型や動物型の形をしているものがあり、ぬいぐるみのように可愛らしいものもあるため、観光客は、写真の撮影をするのが楽しくなることでしょう。バリアフリー設備もあるため、車椅子での移動も可能で、誰でも気軽に訪れることができます。
地底の森ミュージアムは、仙台市内観光に訪れる観光客に人気があります。美しい景色と素晴らしい展示物に加えて、貴重な文化資産を肌で感じることもできます。宮城県に来た際には、ぜひ、富沢遺跡保存館に足を運んでみてはいかがでしょうか?
地底の森ミュージアム(仙台市富沢遺跡保存館)の入館料金
チケット種類 | 一般 | 高校生 | 小中学生 |
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入館料(通常) | 460円 | 230円 | 110円 |
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入館料(30人以上団体) | 360円 | 180円 | 90円 |
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共通入場券 (仙台市縄文の森広場と両館利用) | 490円 | 280円 | 150円 |
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地底の森ミュージアム(仙台市富沢遺跡保存館)入館料金
地底の森ミュージアム(仙台市富沢遺跡保存館)の詳細情報