今回は、日本の中部地方にある長野県の神長官守矢史料館について紹介いたします。
神長官守矢史料館は、江戸時代後期から明治時代にかけて、信州の神職である神長官守矢鮒吉が集めた歴史資料や民俗資料、全国各地の博物館から寄贈された品々など約60,000点のコレクションを所蔵しています。
この史料館が設立された背景には、戦後の混乱期においても、地元の文化と歴史を伝えるために、神職である鮒吉の献身的な収集があったことが挙げられます。その後、館内は改築や増築が行われ、現在では多くの人々が訪れる、文化財としても価値の高い施設となっています。
神長官守矢史料館の特徴の一つは、信州の歴史や民俗文化を知ることができる点です。信州は長野県を中心とした地域であり、四季折々の美しい自然とともに、古くから続く豊かな文化を持っています。神長官守矢史料館は、そんな信州の文化を伝える重要な資源の一つとして、地元住民の方々からも愛されています。
また、この史料館には永久保存された多くの歴史資料が展示されており、江戸時代から明治維新期の信州の歴史や、民俗文化を理解することができます。例えば、長野県の民俗文化を体験できる「信州の里山」という展示があり、信州の里山、農業、谷間の暮らし、木工芸や紙漉きなど、長野県に息づく文化を体験できます。
さらに、古代から現代に至るまで、信州で発見された陶器など、信州の多彩な文化を知ることもできます。また、信州の名産品であるそば打ち、山菜、蕎麦皮、薬草など、信州の食文化も紹介されています。
また、神長官守矢史料館のおすすめとなるポイントとしては、館内の庭園があります。この庭園は、日本庭園と洋風庭園を組み合わせた「信州庭園」と呼ばれており、四季折々の景色が美しく、多くの観光客が訪れる人気スポットの一つとなっています。庭園内には恒例の「菊まつり」が開催されるなど、観光において充実した時間を楽しむことができます。
最後に、神長官守矢史料館は、地元住民によって運営されている、親しみやすくアットホームな雰囲気が魅力的な施設です。長野県のおいしい地元グルメや、観光スポットについて、地元の方々に訊くことができます。
このように、神長官守矢史料館には、信州の歴史や民俗文化を知ることができる展示や、美しい庭園など、多くの特徴があります。地元住民による運営ながら、日本各地から訪れる多くの観光客の心を鷲掴みにする、信州の魅力を存分に体感できる素晴らしい施設です。
神長官守矢史料館の入館料金
大人 高校生 小中学生
個人 100円 70円 50円
団体(20人以上、1人1回) 70円 50円 30円
神長官守矢史料館の詳細情報