長野県に立地する、「おぶせミュージアム・中島千波館」は、中島千波の生家を改修して作られた、千波の文学・人生や生涯の業績を展示するミュージアムです。下田城跡と並び、南信州の歴史的建造物としても知られています。今回は、おぶせミュージアム・中島千波館の特徴や、おすすめポイントを紹介します。
【おぶせミュージアム・中島千波館の特徴】
①中島千波の思い出の品や資料が充実
トップバッターは、おぶせミュージアムの一番の特徴、それは中島千波の思い出の品や資料が充実していること。文学賞受賞の際の記念品や、文学誌『白樺』のお礼状など、中島千波を取り巻く資料や、手紙、写真、生家のレプリカ、創作に関わる座右の銘まで展示されています。さらに、中島千波が手掛けた詩や小説原稿約50点が美術館の方に保管されているため、それらも一部展示されています。
②中島千波が愛した自然に包まれたミュージアム
中島千波が生まれ、育った場所ということもあって、おぶせミュージアムは広大な自然に包まれた場所に建てられています。全体的に木材をふんだんに使用しており、木と空気と自然光の素晴らしい調和が生み出しています。庭園にも趣きがあり、花や飛び交う鳥たちも見ることができます。中島千波が詩を書いた天空のひろばも展示されており、彼女が愛した自然の中で過ごすことができます。
③中島千波の物語が心に響く
中島千波は庶民的な詩や小説を書き、自然や暮らしに共感する人々から広く支持されました。おぶせミュージアムは、そんな彼女の人生や業績をたどる展示が充実しています。彼女が小学生の頃、兄の友人である漂白工場の工員に見出され「白樺派の顕彰」との目的で、1930年に出版された自費出版「つちかね庄九郎」を焼いてしまい、戦後まで紛失したままだった原稿が2003年になって発見・出版された証書、数奇な人生を元気な文体で綴った「道標」の中から、おもしろくて面白いエピソードが満載です。
【おぶせミュージアム・中島千波館のおすすめポイント】
①自然豊かな広大な敷地
おぶせミュージアム・中島千波館は、緑豊かな広大な敷地に建てられており、約1万㎡にも及びます。自然の中でのんびりと中島千波の物語を味わうことができるため、特に自然派におすすめです。
②中島千波の書籍や資料が充実
おぶせミュージアム・中島千波館には、中島千波の書籍や資料が充実しております。そこで、中島千波の物語をより深く理解したい方は、ぜひお土産として記念品を購入してください。
③アクセスが便利
おぶせミュージアム・中島千波館へは、JR飯田線の「おぶせ駅」から徒歩約10分、または、車で20分程度でアクセス可能です。車で行く場合、無料の駐車場が完備されているため、気軽に訪れることができます。
【まとめ】
長野県にあるおぶせミュージアム・中島千波館は、以前から詩人や自然愛好家にも人気があります。中島千波の作品は、山や自然に親近感を持つ人たちから特に支持されています。訪れることで中島千波の人生に触れ、自然と過ごすことができるとともに、長野県の歴史的建造物を感じることができます。また、広大な自然に囲まれているので、自然を満喫したい方にもおすすめです。ぜひ、長野県の「おぶせミュージアム・中島千波館」に足を運んでみてください。
おぶせミュージアム・中島千波館の入館料金
一般 500円
高校生 250円
小中学生 無料
おぶせミュージアム・中島千波館の詳細情報