埼玉県にある原爆の図丸木美術館は、戦争と原爆の惨禍を伝えるために、元被爆者の図丸木哲夫さんが設立した美術館です。展示室内には図丸木さんの作品や、被爆者が作った手帳やメモ、遺影、被爆当日の写真などが展示されています。今回は、原爆の図丸木美術館の特徴やおすすめポイントを紹介します。
■ 特徴
1. 被爆者からの直接的な証言が聞ける
美術館には、被爆者から収集した被爆当日の状況を描いた絵が多数展示されています。また、図丸木さんが被爆者インタビューを行い、その内容・メモをもとに制作した作品もあります。被爆の恐ろしさや痛み、そして命の尊さを身をもって感じることができます。
2. 図丸木さんが作品制作に込めた思いが伝わる
図丸木さんは、被爆者インタビューを通じて被爆の悲惨さを知り、戦争や核兵器の恐ろしさを訴えるために作品制作を続けてきました。作品は、被爆者の描写や、戦争の悲惨さ、核兵器に対する怒りや反発、そして平和への願いなどが込められています。何度も見ても、それぞれの作品に新たな気づきと感情が湧いてきます。
3. 被爆された方々の想いを継承する場所
美術館には、被災者の手紙や親族からの手紙、遺影などが展示されています。その中には、被爆する前の普通の生活や、戦争による変化が記されたものもあります。被爆後、病気に苦しみ、家族を失っても、生きることへの希望を持ち続けていた被爆者の想いを、その手紙や遺品から感じることができます。
■ おすすめポイント
1. 見ごたえのある展示物がたくさん!
美術館内には、被爆当日の写真や絵、被爆者が作った手帳や作品など、見ごたえのある展示物がたくさんあります。また、図丸木さんの作品は、自分で見なければわからない部分があります。ぜひゆっくりと鑑賞してみてください。
2. 実際に、被爆者や被爆地である広島の現状を知ることができる
美術館内には、被爆者が被爆後に描いた絵や写真がたくさん展示されています。また、広島市内で撮影された写真も多数あります。被災地の写真や風景は、現在の姿と共に、当時の惨状を思い起こさせます。
3. 場所によっては、図丸木御子丸さんの制作したアート作品も見ることができる
美術館は、埼玉県所沢市にあります。また、埼玉県越谷市にある図丸木さんのアトリエ「リザス」には、図丸木御子丸さんによるアート作品を見ることができます。美術館と合わせて訪れてみてください。
原爆の図丸木美術館は、戦争や原爆の惨禍を知るための場所として、多くの人たちに愛されています。被爆者の見たものを伝えるために、図丸木さんが制作した作品や、被爆者から直接聞いた証言などから、戦争や原爆の恐ろしさ・悲しみを感じ、平和への願いを込めた「思い」も伝わってきます。ぜひ、訪れてみてください。
原爆の図丸木美術館の入館料金
大人 中高生または
18歳未満 小学生
一般 900円 600円 400円
比企・東松山在住者 800円 500円 300円
チラシ持参* 800円 500円 300円
60歳以上 800円 - -
障がい者* 450円 300円 200円
20名以上の団体* 800円 500円 300円
※割引の適用はいずれか1種類となります。
※障がい者の同行者1名も半額となります。
※学校団体の場合、引率の方も児童・生徒と同料金となります。
※チラシ割引は丸木美術館のホームページの印刷(ページは問わず)、または、画面の提示でも適用となります。
他の割引との併用はできません。
原爆の図丸木美術館の詳細情報
展示ジャンル | アート |
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開館時間 | 9:00~5:00 (3月~11月)
9:30~4:30 (12月~2月) |
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所要時間 | |
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定休日 | 月曜日 (月曜祝日の場合は翌平日)
年始年末 (12月29日~1月3日)
※ゴールデンウィーク、8月1日~15日は無休 |
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電話番号 | 0493-22-3266 ※お問い合わせの際には【イーミュージアム】を見たとお伝えください |
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アクセス | 池袋駅より東武東上線急行で約1時間
(東松山駅・森林公園駅・つきのわ駅)
※JR武蔵野線をお使いの方は北朝霞で降車し、隣接する朝霞台駅から東上線に乗り換えると便利です。
森林公園駅 南口より(約3.5km)
タクシー 約12分
徒歩 約50分 |
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住所 | 〒355-0076
埼玉県東松山市下唐子1401 |
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Googleマップ | |
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公式サイト | https://marukigallery.jp/ |
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原爆の図丸木美術館詳細情報