東京都にある国立西洋美術館(こくりつせいようびじゅつかん)は、「西洋美術の発展と日本美術の多様性に貢献する」というミッションを掲げ、西洋美術を専門に扱う国内唯一の国立美術館です。世界中の美術品を所蔵し、イタリア・フランスなどヨーロッパの美術史を中心に、古代から現代までの多彩な作品を展示しています。ここでは、国立西洋美術館が持つ特徴とおすすめポイントについて紹介します。 【特徴】 1. 豪華な設備と広々とした空間 国立西洋美術館の建物は、1986年に完成し、紺碧の外観と大理石張りのエントランスで華やかな雰囲気が漂います。内部は、高い天井とゆったりとした空間があり、ギャラリーの回りには中庭があり、植物に癒されることができます。また、美術館には店舗やカフェ、図書室などが併設され、展示だけでなく憩いの場としても楽しめます。 2. 西洋美術の歴史の中心を体験できる 国立西洋美術館の所蔵品は、12世紀から現代までのヨーロッパ美術を網羅し、歴史の流れを追うことができます。特に、15世紀から17世紀にかけてのフランス・イタリアのルネサンス美術やバロック美術の代表作品が充実しており、美術史上最も重要な時期を体験できます。また、モネ・ゴッホ・ルオーなどの印象派・ポスト印象派の巨匠も多く展示されており、大規模な企画展も頻繁に開催されています。 3. オリジナルの解説システム 国立西洋美術館では、音声ガイドや展示パネルのほか、最新の技術を活用して、オリジナルの解説システム「e-Museum」を導入しています。e-Museumはスマートフォンなどで利用でき、展示品についての解説や作品の背景、関連する文化や歴史などの情報を提供し、より深い理解ができます。 【おすすめポイント】 1. 国宝「プリマヴェーラ」 ボッティチェリの代表作である「プリマヴェーラ」は、国立西洋美術館が所蔵する国宝であり、ヨーロッパの古典的な美と神話的な世界観を表現した作品です。花冠をかぶった女神や、奏楽隊の姿が描かれ、鮮やかな色彩や厳かな雰囲気が鑑賞者を魅了します。 2. 光と色彩に注目した「ドビュッシーと印象派展」 国立西洋美術館では、テーマごとに企画展を開催しており、中でも光と色彩に注目した「ドビュッシーと印象派展」は、印象派・ポスト印象派の代表的な作品が充実しています。また、印象派の音楽家であるドビュッシーに関連する作品も展示されており、音楽と美術の関係性についても考えることができます。 3. 読み解きがたい世界を表現した「ダリの未知なる楽園展」 スペインのシュールレアリストであるダリの個性的な作品は、国立西洋美術館で頻繁に展示されます。「ダリの未知なる楽園展」では、ダリが描く独特な世界観を紐解きながら、現代美術の魅力を感じることができます。また、ダリの魅力をより深く知りたい人には、美術館内にある「ダリ室」で、ダリの生涯や思想を学ぶことができます。 以上が、国立西洋美術館の特徴とおすすめポイントです。世界的な美術品が集まり、豪華な空間で展示されているため、美術鑑賞だけでなく、建築や庭園の美しさも含めた文化体験が楽しめます。是非、足を運んでみてください。

国立西洋美術館の入館料金

一般:500円 大学生:250円

国立西洋美術館の詳細情報

展示ジャンルアート
開館時間9:30~17:30
所要時間
定休日月曜日、年末年始
電話番号050-5541-8600
※お問い合わせの際には【イーミュージアム】を見たとお伝えください
アクセスJR上野駅下車 徒歩1分
住所〒110-0007東京都台東区上野公園7-7
Googleマップ
公式サイトhttps://www.nmwa.go.jp/jp/index.html
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