長野県の岡谷市には、日本のテキスタイル産業の歴史や文化を紹介する「岡谷蚕糸博物館」があります。長野県は、かつて世界のシルク生産の中心地であったことから、蚕糸業が発展しており、その歴史を知ることができる貴重な博物館となっています。 おすすめポイントの一つは、博物館内に展示されている蚕糸業の歴史に関する文献資料や実際の機械類などです。大正時代には、火力発電所を併設した最新の蚕糸工場が稼働しており、それをはじめとする数多くの機械類が展示されています。また、蚕糸に関する技術や製法にも焦点が当てられており、昭和期に入ると化学繊維の開発が進み、それに伴って蚕糸業も次第に衰退していった歴史を知ることもできます。 もう一つのおすすめポイントは、展示だけでなく、実際に蚕糸の生産を体験することができる点です。博物館内には、蚕が食べる桑の葉や、蚕自体が展示してあり、蚕繭の製法を学ぶことができます。さらに、蚕繭から糸を取り出す実際の作業も見ることができ、日本のテキスタイル産業の中心地として発展した理由を理解することができます。 また、博物館の一角にはシルク製品の販売スペースがあり、日本を代表するシルク製品を手に入れることができます。特に、岡谷織物のショールやスカーフは、高い繊維質と美しい柄が特徴で、世界中で愛されています。岡谷蚕糸博物館を訪れた際には、是非購入して帰ることをおすすめします。 最後に、岡谷蚕糸博物館の周辺には、城下町の雰囲気を味わえる「岡谷駅前商店街」や、美しい自然の景観を楽しめる「戸隠神社」があります。この地域には、日本の美と伝統を感じる建物や文化、風景が数多く存在していますので、滞在時間がある場合は、周辺観光もおすすめです。 岡谷蚕糸博物館は、日本のテキスタイル産業の歴史や文化を知ることができ、また、蚕糸の生産や製品が体験できる貴重な博物館です。訪れた際には、是非展示だけでなく、販売スペースでシルク製品を手に入れたり、周辺観光も楽しんでみてください。

岡谷蚕糸博物館の入館料金

個人 団体(10名以上) 一般 510円 410円 中・高校生 310円 210円 小学生 160円 110円

岡谷蚕糸博物館の詳細情報

展示ジャンル総合
開館時間9:00~17:00
所要時間
定休日毎週水曜日 (その日が祝日の場合は開館) 祝日の翌日、12月29日~1月3日 その他臨時休館日あり
電話番号0266-23-3489
※お問い合わせの際には【イーミュージアム】を見たとお伝えください
アクセスJR中央本線 岡谷駅下車、徒歩20分
住所〒394-0021 長野県岡谷市郷田1-4-8
Googleマップ
公式サイトhttps://silkfact.jp
岡谷蚕糸博物館詳細情報