埼玉県立さきたま史跡の博物館

埼玉県立さきたま史跡の博物館は、大宮市にある日本の博物館であり、縄文時代から近代までの埼玉県の歴史を展示しています。特に、博物館の最大の特徴は、鉄道に関する展示が充実していることです。この博物館には、約6,000点の鉄道関連の展示物があり、埼玉県において鉄道が発展するまでの歴史や、地元企業である東武鉄道や西武鉄道の歴史、そして戦時中の鉄道使用についても展示されています。実際に模型列車を動かすこともでき、鉄道ファンにとってはとても興味深い展示となっています。また、博物館の中には江戸時代から近代にかけての埼玉県の歴史に関する展示があり、特に“あしかが水郷”に関する展示は、江戸時代から展開された埼玉県の多摩川流域の水運の歴史を学ぶことができます。この展示室には、多摩川の船のレプリカや江戸時代の舟運業の様子が再現されたジオラマがあり、当時の風景を体験することができます。さらに、博物館の中には、埼玉県出身の彫刻家である石川光陽の作品が展示されています。石川光陽は、20世紀の日本彫刻界を代表する作家の一人であり、日本文化や自然をモチーフにした彫刻作品が多数展示されています。このように、埼玉県立さきたま史跡の博物館は、鉄道や水運、彫刻に関する展示が豊富な博物館となっています。その他にも、埼玉県の歴史や文化に関する展示や、史跡周辺のパンフレットやグッズの販売など、見どころが満載です。博物館から少し離れると、史跡公園には、史跡群が多数あり、先史時代から古代、中世、近代に至るまでの遺構や、古墳や神社などが点在しています。また、公園内には、多目的広場やカフェ、お土産屋さんなどがあり、休憩する場所も充実しています。加えて、隣接するさきたま展示館で開催される企画展やイベントも見逃せません。企画展には、埼玉県の歴史や文化、自然、行事、産業など、多様なテーマが取り上げられ、地元の方々から観光客まで幅広く楽しむことができます。以上のように、埼玉県立さきたま史跡の博物館は、鉄道、水運、彫刻に焦点を当てた多彩な展示の他、自然や歴史の中で自由に過ごせる史跡公園、企画展やイベントなどが開催されるさきたま展示館など、見どころがたくさんあります。すべての展示、イベント、施設にわたって一度に全部見ることはできないほど充実していますが、時間をかけてゆっくりと散策し、埼玉県の歴史や文化に触れてみてはいかがでしょうか。

埼玉県立さきたま史跡の博物館の入館料金

個人団体（２０人以上の場合）一般２００円１２０円高校生・学生１００円６０円 ※ 中学生以下、障害者手帳等（障害者手帳アプリ「ミライロID」も可）をお持ちの方（付添１名含む）は無料です。